国際ロータリー第2670地区2022-2023年度ガバナー 𠮷岡 宏美
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  • 国際ロータリー第2670地区20223-2024年度ガバナー
  • “挑戦しよう”



 「挑戦しよう」Challenge

会長テーマ、バッジついて
 2006 年、会長はタイのパーン・タリングチャン村を訪れました。そこでは、2004 年末の津波の後で、ロータリー会員が新しい家や集会場、保育所、医療施設の建設にあたっていました。そこで、ある女性が会長に近寄って来ました。悲劇に直面した彼女は、やつれた様子でした。その女性は、会長に美しい貝殻をくれました。
 彼女は、ロータリーがしてくれたことへの感謝のしるしとして受け取って欲しいと言い張りました。後日、会長は再びその彼女に会い、彼女が津波で夫、娘、息子を失ったことを知りました。津波がすべてを奪ったのです。家族、家、生計を失い、そして何よりも、生き続ける希望と理由を失いました。しかし彼女は、地域社会を立て直すロータリーの活動のおかげで前向きな気持ちを取り戻し、希望が与えられたと言いました。
 これは美しい貝殻です。会長は本年度のテーマとその意味を検討していたとき、この貝殻だけでなく、存命するスコットランドの最も偉大なアーティストの一人でJolomo としても知られるジョン・ロウリー・モリソン氏がよく使用する色にも引きつけられました。私は長年、彼の作品を愛し、収集してきました。ネクタイとスカーフの色を選んでいたとき、いただいた貝殻、モリソン氏の作品に世界の色を反映させ、さらに重要なこととして、本年度にロータリーが注力すべきことを反映、させたいと思いました。
 タイの女性との思い出とこれらの色から、会長は、今私たちが何をすべきか、どんな行動を呼びかけるべきか、テーマは何であるべきかに気づきました。
 そこで2023-2024 年度テーマは「世界に希望を生みだそう」であることを発表されました。

 また、スピーチの中で、次の4点について取り組むことを強調しました。
⒈過去のリーダーたちが始めたイニシアチブを引き継いでいく、継続の重要性を実践すること。
⒉ビジョン声明で「持続可能なよい変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指して います。」
⒊世界に希望を生み出す重要な方法は、平和に重点的に取り組むこと。
⒋新型コロナウイルスの世界的流行によって深刻化しているメンタルヘルス等への取組

 取り組むべき重点事項として次の5 点について説明しました。
①ローターアクトと支え合う方法を考え取り組む
②女児のエンパワメント
③多様性、公平さ、インクルージョンを促進するためにDEI を全面的にサポートする
④ポリオ根絶
⑤メンタルヘルス



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2023-2024 年度ガバナー
𠮷岡 宏美